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丸本莉子1stミニアルバム「ココロ予報~雨のち晴れ~」セルフライナーノーツ

晴れたり曇ったり雨が降ったり……、どんな心のお天気でも大丈夫。いつでも手元に置いておきたい、頼りがいのあるミニアルバム。

もしも心の予報ができたら、どんなにいいことだろう。「今日は夕方から夜半にかけて涙模様になりそうです。ハンカチをお忘れなく」とか、「明日はとても嬉しく温かい気持ちになるでしょう」とか。けれどもそうはならないから、結果、いきなりのゲリラ豪雨に見舞われ心はびしょ濡れ……みたいなことが起きる。

丸本莉子は、そういう心のお天気を、実にうまくつかまえる。そしてつかまえたものを、思わずポンと膝を打ちたくなるような言葉でもって歌にする。当たり前の景色も、よく知っている気持ちも、彼女のちょっと低めな乾いた声で歌われると、不思議なくらい違う景色と気持ちに変わっていく──。

「当たり前のことを、ちゃんと捉えられるようになりたいって、ずっと思ってるんです。普段の生活をするなかで捉えたことを歌にしていきたいって。でもその半面、常識には囚われたくないっていうのもあるんですね。例えば私、ことと次第によっては浮気もありだと思っていて。もちろん褒められることじゃないですけど、浮気=悪って決めつけられないというか。なんか、そういう天の邪鬼っぽい感覚があるような気がします(笑)」

その“天の邪鬼”の片鱗は、すでに10代の頃からあったようだ。例えば、歌う理由のおおもとを歌った『コトバ』も、心に負った傷と傷つけた人を冷静に見つめた『愛した人』も、高校生の頃に書かれた曲。だが、潔癖に白黒つけたい年頃であるにも関わらず、なにがなんでも不実な男は悪いというような視点で気持ちを綴っていないところがすごい。叶わない夢もあれば、不実なほうが生きやすいこともある、それもこれもすべて現実と捉える10代の女子。これはよく考えると、末恐ろしいことである。

「昔から何にしても自分が納得しないとダメなほうで。みんながそうしてるとか、そういうことになってるって言われても説得力を感じなかった(笑)。好奇心が旺盛なのか、知らないっていうのがイヤで。だから私、絶対にNOは言わないんです。試さずに無理って言うのは、もったいないし、やってみないとわからないから。なので石橋は全然叩かない。叩くどころか、橋があったらすぐ渡っちゃいますね。それが吊り橋でも渡っちゃう。で、落ちたら、落ちながら、あぁぁ~~~~って後悔するタイプだと思います(笑)」

という大胆な繊細さともいうべきものが、この丸本莉子の大きな魅力なのだと思う。そこに、本当の何かを見つけようとする持ち前の好奇心が加わり、丸本莉子は今まさに大きくステップアップしようとしている。

「最近、よく思うんです。誰かを、何かを大切に思う気持ちって、私が今思っている以上のものがあるような気がするなぁって。親の有り難みとかも、今の何倍も、いずれわかるようになるというか。そんなふうに、今はまだ予感にしか過ぎないですけど、そう信じられる何かが自分のなかにあるんですよね。だから、それがわかったときに、私の歌も、もっともっとよくなるんじゃないかって……」

デビューした実感は? という問いに「シンデレラみたい」と屈託なく笑う。かしこまらず、気後れせず、かといってお姫様にもならない。その“普通に当たり前”の感覚がとても頼もしい丸本莉子によるミニアルバム『ココロ予報~雨のち晴れ~』は、どんな心のお天気でも問題のない、常に手元に置いておきたい1枚である。

丸本莉子1stミニアルバム「ココロ予報~雨のち晴れ~」

1. ココロ予報(another intro)

ずっと歌い続けてきた曲なのに、ここへきてまた新しい気持ちで歌っているような気がします。デビュー曲としてリリースしたことで、これからはたくさんの人に共感してもらうために歌っていくんだっていう気持ちがプラスされたからだと思うんですけど、自分に言い聞かせて歌うことが多かった“大丈夫”っていう歌詞も、今は“大丈夫なんだよ”って聴いてくれる人に向けて歌えるようになりました。頑張るぞって、さらに前向きな気持ちで歌うようになった曲です。

2. やさしいうた

ライブで歌うと「これが一番好き」って言ってくれる人が多い曲です。もともとは家族をテーマに書いた歌だったんですけど、より広く聴いて欲しいと思って、おおもとのところは変えずに、大切な人っていうことをテーマに歌詞を書き変えました。でもこの曲、実はまだ歌いこなせていない気がしている曲でもあって。自分になかの誰かを大切に思う気持ちが深く強くなればなるほど、歌にもそれが表れていくんだろうなって。これはもっといい歌になる、そんな予感がある曲です。

3. コトバ

音楽活動を始めて1年後くらい、高校3年のときに作った曲です。その頃、仲のよかった音楽仲間の男の子とケンカして、なんで私はこんなに傷つけてしまったんだろうってすごく後悔したんですね。それで仲直りがしたくて呼び出して、その子を待ってる間にできた曲です。今回の曲はどれも、前からある曲がアレンジされて新しい曲になってるんですけど、この曲は特に、アレンジでこんなに変わるんだっていうくらい、変わりました。それによって私の歌い方も変わって、全く新しい曲に生まれ変わったと思います。

4. やさしさに包まれたなら

ユーミンさんの曲は歌詞の世界観やメロディーセンスが大好きで、昔からよく聴いていました。この曲はシングルとアルバムでバージョンが違うんですけど、今回は、テンポはゆっくりめのシングルバージョン、アレンジの雰囲気はアルバムバージョンという両方の要素をとり入れさせていただきました。でも今回歌ってみて、キーが意外なほど低いことに驚かされて。私、キーが合うことは滅多にないんですけど、これはピッタリで。だから本当に気持ちよく歌うことができました。

5. 愛した人

高校を卒業したての19歳くらいのときに書いた曲です。当時私の近くにいた上手に飴と鞭を振るう思わせぶりなダメ男と、そういう男に浮気されたらっていう妄想をミックスして書きました。バレたらすべてを失うことはわかってるでしょと。その覚悟を持って浮気をしてるのかいと。でも結局は女性のほうが、あなたなんていらないって清々しく一人で歩いてくという。なのでちょっとロックっぽいアレンジにしてみました。ホントに浮気された人に、大音量で聴いて歌ってほしいです。

6. 僕の名前をつけてくれた日

半年くらい前に、ペットがテーマのWEB動画番組のテーマソングとして作った、今回のなかで一番新しい曲です。こんなふうに思ってもらえるように大切にしたいっていう想いから、ワンちゃん目線で書いた曲なんですけど。実はこれを作ったあと、実家で飼っていたワンちゃんが亡くなっちゃって。そうなって思うことは、もっと散歩に行ってあげればよかった、もっと楽しいことをさせてあげたかったっていう後悔ばっかりで、泣けてきちゃって。そういう想いとともに、大切にしていきたい曲になりました。

7. 心のカタチ(studio live)Bonus Track

これも20歳のときの曲です。当時、訪問介護の仕事をしていたんですけど、障がいのある子どもたちに会うといつも、笑顔の素敵さに励まされていたんですね。この曲のサビは、そういうなかで生まれました。この笑顔をずっと枯らさないでほしいって。それを2011年の震災のあとに広島のミュージシャンでやったチャリティーイベントで、みんなで歌う曲を作ろうっていうことになったとき、そのサビから広げて曲にしていったんです。何もできないかもしれないけど、でも一人じゃないよ、みんなで力を合わせていこうっていう想いで書いていきました。

8. 歩いてゆけ(studio live)Bonus Track

去年の7月に作った、もう一回ちゃんと上京したときのようなやる気を出せよ!って自分に活を入れてる曲です。まだ道の途中なんだからカッコ悪くても、つまずいても、迷ってもいいじゃないって。それを1番、2番、3番と、順を追って過去から未来に続く時間を感じさせる曲にしたかったんです。だから歌手になりたいと思った始まりの自分から、夢に向かっていく道を書いていった、自分のなかでは『ココロ予報』第2弾って感じの曲でもあります。またこの曲と『心のカタチ』はライブ音源なので、自分で弾いたギターの音が初めてCDにも入ったという。それもすごく嬉しかった曲です。

1stミニアルバム「ココロ予報~雨のち晴れ~」
2015年9月16日(水)発売
¥1,800+税 / VICL-64411 (CD)

リリースイベント

2015年9月16日(水)東京・タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース
2015年9月18日(金)広島・イオンモール広島府中店1Fスターギャラリー
2015年9月19日(土)広島・安芸太田町 川・森・文化・交流センター
2015年9月20日(日)広島・イオンモール広島祇園 専門店1Fスマイルコート
2015年9月20日(日)広島・タワーレコード広島店 店内イベントスペース

“ココロの歌声” 新世代リアルボイス・シンガーソングライター“丸本莉子”

【プロフィール】
―― 普通そうで普通じゃない。印象深い声という楽器に恵まれた、普段使いの歌の作り手。――

広島出身のシンガーソングライター。

音楽好きの両親の影響で、物心つく頃から歌が好きではあったものの、自身の声にはコンプレックスを持つ。それでも歌が好きだという気持ちが上回り歌い続けるなかで、次第に音楽と向き合うようになっていく。
高校2年頃からギターの弾き語りを始め、オリジナル曲も作るようになる。

高校卒業後は介護の仕事をしながら、ライブを中心に活動。2年後、仕事先の人のアドバイスもあり、プロを目指して上京することを決意する。
その直前に広島のテレビ局から『雨のち晴れ』という番組の主題歌の依頼を受け、上京直後に制作に入る。のちにメジャーデビュー曲にもなる『ココロ予報』は、このとき完成。またこの曲を聴いた広島県安芸太田町から、町のサポートソングを依頼されて楽曲を制作。『ココロ予報』を足がかりにテレビ番組、CM、キャンペーンソングといったタイアップ曲を数多く手掛け、インディーズ時代に全国300か所以上を歌い歩き、幅広い層のリスナーを獲得する。

ハイレゾ先行配信を行ったメジャーデビューシングル『ココロ予報』は、「VICTOR STUDIO HD-Music.」「mora」「e-onkyo music」の初日デイリーチャートですべて第1位を獲得。新人としては異例の3冠を達成し、早くも注目を集める。

いつも見知っている景色を、親しみやすいメロディーと言い得て妙な歌詞に置き換え、一度耳にしただけで印象に残る個性的な声で歌う丸本莉子。その本物の歌は、本物の音質である史上初のハイレゾ配信デビューという形で、2015年夏、世に送り出されることになった。

▼丸本莉子 オフィシャルサイト
http://marumotoriko.com/
▼丸本莉子 ビクターホームページ
http://jvcmusic.co.jp/riko-marumoto/
▼丸本莉子 Facebookページ
https://www.facebook.com/marumotoriko?fref=ts
▼丸本莉子 Twitter
https://twitter.com/riko90516
▼丸本莉子 オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/marumoto-riko/

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